2018年11月25日から30日までの6日間にわたって、ニュージーランドの主要都市の1つであるオークランドで開催されていた、基礎的なリーダーシップトレーニング(Basic Leadership Development Course; 以下BLDC)に評議員を務めるNPO法人 開発教育協会のメンバーとして参加してきました。 BLDCは、アジアと南太平洋にて基礎教育や成人教育にかかわる団体のネットワークであるASPBA(Asia South Pacific Association for Basic and Adult Education)の主催により開催されました。アジア、南太平洋諸国で活動するアクティビストが30名ほど集まりました。30-40歳代が参加者の中心であり、今回は南太平洋諸国からの参加者が多くいました。
BLDCでは、ホスト(受入)団体となっているace aotearoaより様々なお土産をいただきました。その中で、マオリ語と英語でその説明が書かれたマグネットがありました。(ニュージーランドでは、公用語が「英語」のほか、「マオリ語」「ニュージーランド手話」となっています。世界で最初に手話を公用語にした国です。)
NZ02
学習ツールと記載してあるマグネット。玩具から文化を学べるようになっている(Photo By Yoichi SUZUKI)
「マオリ語」に関しても、ニュージーランド空港でオークランドに到着した際にも、まずマオリ語での挨拶があり、そのうえで英語での挨拶がありました。ニュージーランドにおいては、歴史的に西欧人が南太平洋の島国を制圧していった過程を振り返り、先住民族であるマオリをはじめとした伝統的文化への配慮をしていこうという姿勢を随所で感じ取りました。その他、お土産販売の時間にはマオリ語のスタンプなども販売されていました。
そうした、マオリ語に対する意識喚起の1つの中にもお土産にあったようなマグネットなどを用いて、多くの国民やニュージーランドを訪れる人々に対してその固有の言葉の意味を伝え、守っていくという姿勢を感じました。
日本の中でも、先住民族であるアイヌ語や日本が植民地化を行った沖縄における琉球語などに関して、今では話ができる人が少なくなってきています。こうしたマグネットなどを用いて、ことばを守っていくということは大切なことのように思います。
NZ01
スタンプとマグネット(Photo By Yoichi SUZUKI)