日本の企業も関わっている北米での汚染事案にアメリカの学生が声を上げていて、日本で連帯して活動できる若者を探しているんだけど、心当たりはない?
環境問題にかかわる友人からこんなメッセージをもらった。
若者は、年長者が作った仕組みから大きな影響を受けます。国境も国籍もそうですし、多くの社会問題もそうです。歴史を見れば、南アフリカでのアパルトヘイト(人種隔離政策)に多くの他国の若者が反対の声を上げるなど、若者には一種の不条理を告発するという役割を担ってきた側面が見受けられます。

2018年7月29日、東南アジアにあるカンボジアでは下院選挙が行われ、定員125席のところ120席以上をを獲得したとカンボジア人民党が発表を行いました。
カンボジアでは、ここ数年、野党政治家が不正逮捕されたり、選挙の際に与党への投票が圧力としてかかっているといわれ、世界各国から懸念を受けています。
カンボジアは冷戦中の1970年代から1980年代にかけて内戦を経験し、多くの人々が殺害されました。10年前に出会ったカンボジア人の医師は、子どもの頃に兄が軍隊に連行され、それ以来行方知らずになっていると嘆きながら話してくれたことがありました。
今のカンボジアで行われている政府による強制的なラジオや新聞などの報道機関の廃止や廃刊、ジャーナリストの出国禁止令や逮捕、そして、今回の選挙結果を見ているとカンボジアに生きる人々の生活や未来が気がかりでなりません。

カンボジアは、日本の国際協力に関心のある学生たちにとっては身近な国の一つといえる。学生団体DOIT、学生団体 Tveachol、学生国際協力団体 Michiiii、学生国際協力団体CREDO、SeedA、学生団体レアスマイル、カンボジア笑縁団体Momojiro、学生団体SWITCH、学生団体 ONE LIFE、学生団体 CHAD、学生医療支援NGO GRAPHIS、ざっと調べただけでこれだけの団体が出てきました。 多くの日本の若者がカンボジアに行く理由は、おそらくカンボジアの内戦からの回復や貧困解決の手助けをしたいという気持ちだと私は思っています。そうした思いを持つ日本の若者たちは今のカンボジアの状況に対して何を考えているのでしょうか。

Ramon Boersbroek_Angkor Wat Bayon faces - Cambodia
(Photo by Ramon Boersbroek)